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PS4の購入や買い替えを考えている方であればコンパクトで価格が安くなったPS4Slimと、価格は高くなるがより高性能になったPS4Proのどちらを購入した方が良いかで悩まれると思います。

 

しかしどちらも発売からかなり時間が経過している為すでに多くの比較レビューがあり、普通の比較をしても今更感が強いので私は2Kモニターを使いPS4Proでレースゲームをプレイした場合どれだけの恩恵を受けれるのか?と言う「レースゲームしかやらない!!Kokoro Racing」らしい比較レビューをしたいと思います♪

目次

旧PS4とPS4Proの外観と性能を比較

私は今まで初期モデルのPS4(CUH-1000AB01)を使っていましたが、上位版のPS4Pro(CUH-7000BB01)に買い替える事でより快適にレースゲームをプレイ出来るのではないかと期待を込めて今回PS4Proの購入を決めました!

 

そして実際に購入して分かった旧PS4との違いや、PS4Proならではの機能などいくつか発見もありましたので、まずは買い替えて感じた点などをいくつか紹介したいと思います。

 

PS4とPS4Proのサイズや重量、接続端子を比較

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【PS4Pro】
サイズ295 × 55 × 327 重さ3.3kg

【旧PS4】
サイズ275 × 53 × 305 重さ2.5kg

 

やはり高性能になった分PS4Proの方が大きく重いですが、私の場合初期のPS4からの買い替えと言う事と、普段から縦置きで使っていた為サイズ的に左程大きくなったと言うイメージは無く、それほどデメリットには感じませんでした。

 

それよりも外観で注目すべきはPS4Proでは本体背面にUSBポートが1つ追加された事ですね。これによってハンコンを背面のUSBから接続出来るので見た目がスッキリし、これはハンコンユーザーには非常に嬉しい仕様変更と言えるでしょう!私自身もPS4Proを購入する理由の1つでもありました♪

 

【旧PS4】

 

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【PS4Pro】

 

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また音声出力に旧PS4とPS4Proは光デジタル出力が対応しているが、スリムサイズのPS4にはコスト削減のため光デジタル端子が削除されているので、AV環境にこだわりがある方はその点にも注意が必要ですね。

 

PS4とPS4Proの性能スペックを比較

次に旧PS4とPS4Proの性能面での違いですが、PS4Pro一番の注目スペックはやはりCPU、GPUの性能強化により4Kテレビやモニターをお持ちの方であれば4Kクオリティ画質でゲームを楽しむ事ができるところではないでしょうか。

 

他にもHDDが500GBから標準で1TBへと容量が2倍に増えており、多くのゲームをプレイされる方や家族、兄弟で一緒に使っている方にとっては容量不足の解消にもなりそうですね♪

 

だがこれ以外にもPS4Proには意外と知られていない仕様変更がいくつかあり、分かりやすいようPS4Proと旧PS4の比較表を作ってみました。

 

PS4Pro PS4
CPU AMD Jaguar 8コア 2.1GHz AMD Jaguar 8コア 1.6GHz
GPU 4.20 TFLOPS AMD Radeon based graphics engine, 911MHz 1.84 TFLOPS AMD Radeon based graphics engine, 800MHz
メインメモリ GDDR5 8GB(帯域幅:218GB/s GDDR5 8GB(帯域幅:176GB/s)
セカンダリーメモリ DDR3 1GB DDR3 256MB
HDD 1TB Serial ATA 3.0(6Gb/s) 1TB/500GB Serial ATA 2.0(3Gb/s)
解像度 4K 1080p 720p 1080p 720p
通信 802.11 a/b/g/n/ac
(2.4GHz, 5GHz
Bluetooth 4.0
802.11 a/b/g/n/
(2.4GHz)
Bluetooth 2.1

 

赤字で記載している部分が旧PS4より性能がアップした部分だが、表を見てもらっても分かるようCPUのクロックアップやGPUの演算性能の向上意外にも、メモリ帯域幅の高速化やWi-Fi規格が5GHz帯802.11acへ対応など通信面もかなり強化されおり、無線環境でプレイされる方にとってもPS4Proはおすすめと言えますね♪

 

グラフィックの向上はレースゲームへの恩恵となるか?

先程PS4Proの強化されたCPU、GPUの恩恵として4K解像度出力への対応を説明しましたが、PS4Proを使えば全てのゲームが4Kで表示される訳ではなく、公式ページには対応するPS4ゲームだけが4Kクオリティの画質でプレイ可能となっている。

 

そうなるとPS4レースゲームで4Kクオリティに対応するタイトルがあるのか?というところが気になると思いますが、これはパッケージ裏面に「PS4Pro ENHANCED」の記載があるかで見分けることが可能です。

 

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この記載があればPS4Proで4Kクオリティ表示に対応した映像やゲームを遊ぶことが可能となっており、ちなみに現時点ではグランツーリスモSPORTとWRC 6が「PS4Pro ENHANCED」に対応となっている。

 

次に気になったのは4Kクオリティの画質ですが、要はPS4Proの4Kはネイティブ4Kではなく疑似4Kだと言うことです。

 

これには初めガッカリしたのですが、よくよく考えればPS4Pro程度の性能ではネイティブ4Kの表示は無理です。と言うよりPS4Proでネイティブ4K解像度のゲームが快適に動作してしまっては何十万とするゲーミングPCなんてもう買う価値無くなってしまいますよね。

 

この辺についてはこちらのページでは詳しく解説しませんが、以前PS4Proと4Kモニターについて調べた事がありましたので宜しければ下記ページも参考にしてみて下さい。

 

 

 

以上の事から「PS4Pro ENHANCED」に対応していないレースゲームにはPS4Proは必要なのではと思われるかもしれませんが、まったく効果が無いわけではありません。

 

試しに「PS4Pro ENHANCED」に対応していないProject CARS2を、PS4Proと旧PS4でフルHDモニター(ASUS製VX238H-P)に表示してそれぞれの画質を比較してみました。

 

pcars2ps4pro2-min.jpg
引用元:Project CARS2/PS4スクリーンショット

 

pcars2ps42-min.jpg
引用元:Project CARS2/PS4スクリーンショット

 

どうでしょうか、どちらがPS4でどちらがPS4Proか分かりますか?

 

これではほとんど見分けがつかないですよね、ちなみにギアが2速に入っている方がPS4Proでプレイしたグラフィックです。

 

次は違いが分かりやすいようメーター部分だけを拡大してスクリーンショット撮ってみました。

 

pcars2メーター比較-iloveimg-resized-min.jpg

 

若干ですがPS4Proの方が数字がクッキリしているのが分かると思います。

 

しかし実際運転中にこの違いを見極める事はまず不可能ですし、この多少のグラフィックの向上がPS4Proを購入するメリットだとも私は思っていません。

 

PS4Proによる一番の恩恵は安定したフレームレート

Kokoro Racingでは繰り返し主張していますがレースゲームのような動きが速いゲームには、4Kのような美しい映像で30fpsよりも、1080pで安定した60fpsの方が遥かに快適な環境と言えます。

 

今回はそれを実証するためPS4ProでグランツーリスモSPORTのディスプレイ設定から「PlayStation4 Proの2K出力モード」を調整してみました。

 

GTS2kフレーム.jpg
引用元:グランツーリスモSPORT/PS4スクリーンショット

 

このモードではPS4Proでプレイの場合「フレームレート優先」と「画質優先」を選択できるようになっており、実際に設定して見比べてみましたが、画質はProject CARS2同様良くはなっているものの劇的に良くなったと言う程ではない。

 

一方「フレームレート優先」の場合は「画質優先」ではフレームレートの低下が確認できた車両が多く描写される場面でも、明らかな処理落ちは発生せずこれは明らかに違うと断言できる!

 

GTSリプレイ.jpg
引用元:グランツーリスモSPORT/PS4スクリーンショット

 

この部分については本当は実際の比較映像を見比べて頂きたいのですが、PS4のシェアファクトリーを使い録画するとフレームレートが30fpsに固定されてしまい検証にならないので、今回は申し訳ないのですが言葉だけの説明にさせて下さい。

 

また今回紹介したグランツーリスモSPORTはPS4Proの性能を活かせる「PS4Pro ENHANCED」に対応しているためゲーム内設定により効果が分かりやすかったが、「PS4Pro ENHANCED」の記載がないゲームでもPS4Pro側の「ブーストモード」を設定する事でフレームレートの改善に対応しているので、フレームレートを重要視する方はやはりPS4Proを購入したほうが良さそうですね♪

 

今回のPS4Proレビューはいかがだったでしょうか?

 

PS4スタンダードモデルは容量500GBモデルが29,980円、1TBモデルが34,980円で販売されており、一方PS4Proは容量1TBのみの販売で価格は44,980円。

※さらに2018年10月12日よりPS4Proの価格が39,980円+税に改定されます。

 

高いイメージがあるPS4Proだが、実はスタンダードのPS4と比較すると1万円の違いしか無く、私の個人的な感覚ですがこの価格差であれば「今からPS4買うならPS4Pro一択」だと思います!

 

さらにレースゲームは比較的高い処理能力が必要なタイトルが多いため、今後の事を考えても高性能なPS4Proを購入しておいた方が無難ですね。価格に見合っただけの性能アップは十分に実感できるでしょう♪

 

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