前回のSUSフレームver1.0ではペダルとシートをSUSに固定し、ハンコン本体とモニターはPCデスクに設置して使用していました。
これでも大きな不満がある訳では無かったですし、T300RS程のハンコンであれば剛性も十分確保できていましたが、今後より高トルクなハンコンへグレードアップした場合でも耐えれるよう、ver2.0ではハンコン本体とモニターもSUSに設置してみました。
そこで今回は追加購入したSUSフレームと設置方法を紹介しますので、今後SUSコクピ自作を検討している方の参考になれればと思います!
発注したSUSフレームの注文リスト
今回追加注文しましたSUSフレームと各ブラケットの製品名と寸法は以下の通りです。
①SF2-40・80 ブラック 1000mm 2本
②SF2-40・80 ブラック 520mm 1本
③SF2-40・40 ブラック 520mm 2本
④SF2-40・40 ブラック 400mm 2本
⑤回止付ハードブラケットL ブラックキット 12個(ver2.0では4個のみ使用)
⑥フレームキャップ40・80 ブラック 14個
フレームキャップN40・40 ブラック 8個
⑦※ハードブラケットLブラック 4個
→アングルブラケットL40 ブラックキット 6個(追加購入)
⑧アングルブラケットL40 ブラックキット 6個
⑨ハードブラケットL4080 ブラックキット 2個
税込み合計金額:23560円
※私の設計ミスでアングルブラケットL40ブラックキットを追加購入していますので参考にされる方はご注意ください。
また今回のSUSフレームver2.0では回止付ハードブラケットは4個しか使いません。あまりのブラケットは今後のキーボードアームなど追加取り付けパーツ用です。
Ver1.0同様しっかりとした剛性を出す為にメインフレームには40・80のフレームを使い、ハンコン固定部分は可動調整が出来るよう40・40フレームを使用しました。
ブラケットについてはメインフレームとなる40・80にはハードブラケットL4080と回止付ハードブラケットLを使い、ハンコン取り付けフレームとなる40・40にはアングルブラケットL40を使用しています。
では実際に組立手順を説明したいと思います。
SUSの組み立てとモニターとハンコンの固定
SUSの組み立て手順ですが、まずは①の40・80フレームをver1.0のベースフレームに固定します。
固定には通常のハードブラケットでも十分かもしれませんが、私は念の為に回止付ハードブラケットLを使用しました。
右が回止付ハードブラケットLで突起部分が組み合わせるSUSの溝に嵌るようになっています。
次にハンコンを設置する③④の40・40フレームですが、ここで始めに注文していたハードブラケットLではこの様に隙間が空いた状態でしか固定が出来ないという事に気が付きます。
しっかり固定すればこれでも動く気配はなかったですが、長期間ハンコンの振動が伝わる部分なのでここは素直にブラケットを注文しなおしました。
そしてハードブラケットLからアングルブラケットL40に付け替えるとこんな感じです。
少し見づらいですが左右で3箇所づつ合計6個のアングルブラケットL40を使って固定しています。
この③④フレームは①のフレームにアングルブラケットL40を使い固定しており、高さ、奥行き、角度と自由に調整が可能なので、この段階である程度の位置を決めておくと良いでしょう。
T300RSの固定は③フレームにアングルブラケットL40を2箇所取り付け、T300RS裏面のM6ネジ穴を使い固定しています。
※M6ネジは付属していないのでご自身で用意する必要がありますが、長さがコックピットの厚み(アングルブラケットL40の厚みは6mm)+12mmを超えないようにして下さい。これより長いとT300RS内部部品が損傷する恐れがあります。
次に②の40・80フレームを①フレームにハードブラケットL4080で固定し、そこにクランプ式のモニターアームを設置します。
最後にモニターとフレームキャップを取り付けたら完成です!
SUSコクピver2.0の使用感をチェック
完成したSUSコックピットで試走してみましたが、さすがの剛性でT300RSのFFB設定を100%にしても揺れはもちろん軋みもありません。
これならダイレクトドライブ程の高トルクのハンコンでも十分耐えれそうですし、と言うよりダイレクトドライブの利用を考えているのであればこれくらいの剛性が無いと快適な使用は出来ないと思います。
さらにPCデスクでは出来なかったハンコン位置の微調整も出来るようになったので、ハンドリングもより自然になり改めてドラポジの重要性を認識しました。
モニターについては実はSUSに直接固定の方法も考えていたのですが、モニターアームの方が設置後の調整が容易に出来ますし、ドラポジが変わる度にモニターの視聴距離に設置し直すのは面倒なので今回はモニターアームでの設置としました。
またモニターアームにありがちな揺れについてですが、通常のハンコン操作程度ではSUSフレーム自体が揺れないので問題無いですが、ハンコンを叩く位の振動を与えるとさすがに若干の揺れがあります。
しかし用意しておいたモニターアームはデュアルモニター用で、片側のアームでモニターを支える事でこの問題もたまたまですがほぼ解消できました。
通常こんな使い方はしないと思いますが、シングルモニター用と比較しても左程値段が変わらないので、あえてこちらを購入するのも良いかもですね♪
おわりに
今回のSUSコクピVer2.0はいかがだったでしょうか?
ここまで組むとそれなりに金額もかかりますし、ベストなドラポジは何度も試走しながら決めていくので、時間や手間についても市販のコックピットよりかかります。
しかし、それと引き換えに快適なシミュレーターライフを送れる事は間違いないですし、一度組んでしまえば長く使い続けられるので私は購入して良かったと思っています。
お金も時間も手間もかかるSUSコクピですが、もし組むのであればその過程さえも楽しみながら挑戦してみて下さいね♪
ちなみにベース部分の注文リストやその他のコックピットについても以前記事にしておりますので、良かったらこちらも合わせて参考にして頂ければと思います!
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