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引用元:プロジェクトカーズ設定画面/PS4スクリーンショット

 

前回開封編として紹介したThrustmaster T300RS「Alcantara Edition」ですが、今回は操作編と言う事で実際に2週間程プレイした感想と良かった点、いまいちだった点を主に以前所有していたロジクールのG27と比較しながらご紹介したいと思います。

 

もし開封編をお読みでなければThrustmaster製T300RSのデザインから質感まで外観を徹底開封レビュー!からみて頂ければより詳しくT300RSを知ることが出来ると思います。

 

ちなみにロジクールからは現在G29が発売されているが、基本性能はG27に共通する部分も多いので、Thrustmaster T300RSとロジクールG29で悩まれている方も是非比較参考にして頂ければと思います♪

目次

「Alcantara Edition」専用ステアリングの各ボタンをチェック

通常のT300RSはステアリングの各ボタンには「□」「△」「〇」「×」や「R2」「L2」などプレイステーションで操作する場合に分かりやすく文字が書いてあるが、Alcantara Editionのステアリングにはそのような文字の記載が無いため各ボタンがどの様に認識されているのかが分かりにくい。

 

そこで操作感をレビューする前にまずはステアリングの各ボタンがPS4側でどのように認識されているかを紹介をしようと思います。

 

このプロジェクトカーズのオプション画面を見てもらうと分かる通り、「Alcantara Edition」も本体ユニットは通常のT300RSと同じなので当たり前だがソフト側ではT300RSと認識されている。

 

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引用元:プロジェクトカーズ設定画面/PS4スクリーンショット

 

そしてこちらが「Alcantara Edition」専用のステアリングで、各ボタンの割当は以下通りになっている。

 

ボタン配置.jpeg

左上から「FLASH」→「L2」、「PIT」→「△」、「RADIO」→「○」、「SCROLL」→「R2」、「WASH」→「□」、「WASH右の黒ボタン」→「✕」

 

特に分かりにくかったのは右下の「MAIN」と記載されているボタンで、右にひねると「OPTIONボタン」、左にひねると「SHEREボタン」、押し込むと「PSボタン」となっている。

 

またPS4コントローラーのPSボタンとは違い、T300RS側のPSボタンからは電源OFFの状態からはPS4を起動する事が出来ませんでした。これが出来るとかなり便利なんですがね、残念です。

 

期待通りのフォースフィードバック再現度は過去最高の完成度!

T300RSを初めて操作した時にまず思ったことは腕を持っていかれるほど非常に強力なフォースフィードバックで、これは明らかに以前所有していたロジクールG27やドライビングフォースと比較すると圧倒的に強いと言えます。

 

検証の為PS4のプロジェクトカーズパーフェクトエディションの設定より、フォースフィードバックをMAXの「100」設定してプレイしてみたがとても片手で操作は不可能な程の力が腕にかかる、というより片手ではコーナー曲がれませんでした、それほどの強さです。

 

フィードバック.jpeg
引用元:プロジェクトカーズ設定画面/PS4スクリーンショット

 

次に車両情報を表現するフォースフィードバック性能だが、T300RSはブラシレスモーターによる非常に滑らかなフォースフィードバック性能とデュアルベルトによるスムーズで静かなステアリング操作が特徴であり、これらによる効果は期待通りG27より高い次元で再現されていると感じた。

 

この操作感を文章で伝えるのはなかなか難しいが、G27ではヘリカルギア(はすば歯車)を採用したことで前モデルであるG25やドライビングフォースよりかなり回転時の音は改善されたが、それでもギアのかみ具合でおこるゴリゴリ感は伝わってきた。

 

しかしT300RSにはそれがほぼ無く、それでいて実に滑らかなハンドリングが可能だ。

 

 

また路面の情報を伝える再現度もT300RSの方が繊細で、コーナーでリアが滑る感じや縁石に乗り上げた際の振動も自然に感じるので、素直に運転していて楽しいと感じることが出来た。

 

さらにステアリングの回転音もT300RSには「スーパーサイレントシステム」という機能が搭載されており、これはヘリカルギアのG27よりさらに静かで、今までのハンコンの操作音と比較するとT300RSの回転音は「無音」と言っても良い程静かです。

 

実際に静かな部屋でT300RSの動作音を撮影してみました。ちなみにマイク感度も上げた状態で撮影しています。

 

 

どうですか?パドルシフトのカチカチ音こそ聞こえますが、ステアリングの回転音はほぼ聞こえないと思います。

 

もちろん急ハンドルを切ればそれなりに動作音も大きくはなりますが、通常のプレイでは気にならないと思いますので、きっと家族が寝静まった夜でも「うるさい!」というクレームはでないでしょう♪

 

ペダルユニット「T3PA」の操作感とブレーキMODを検証

まずは各ペダルの踏み具合ですが、全体的に実車よりは軽く特にアクセルペダルは人差し指先で押し込める程のテンションで正直少し軽すぎるかなと思いました。クラッチペダルはアクセルペダルより少し重く指先2本で押し込める位ですね。

 

ブレーキペダルはアクセルとクラッチに対してかなり重めのテンションがかかっており、手のひらを使わないと最後まで押し込むのは難しい程の重さです。

 

さらにブレーキペダルには【開封編】で紹介したMODキットが付いており、これを取り付けることにより1/3までは普通に踏み込めるが、後半2/3からもはや手では押し込めないほど強力なテンションがかかる。

 

そしてこの状態で少し走行してみたが、当初強すぎると感じたブレーキだが慣れるに連れ1/3だけブレーキを踏むと言う事でコーナーリングがしやすくなった様に感じました。

 

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引用元:プロジェクトカーズ/PS4スクリーンショット

 

実際のレースでもブレーキングは非常に重要だと言われているので、私はまだ使いこなせてないですがこのMODキットは大きな可能性を秘めているのかもしれない。

 

ブレーキMODについては別記事でもレビューしていますので宜しければ参考にしてみて下さい。

 

 

しかしそんなMODキットだが大きな問題点が一つあり、それはあまりのブレーキの重さゆえにフルブレーキング時に私のように床に直置きの場合必ずペダルユニットが浮いてしまうということだ。

 

正直そのままではプレイできないと言わざるを得ない仕様なので、MODキットを取り付けてプレイする方はペダルをしっかり固定できる環境を整えることが必須と言えるでしょう。

 

非常におすすめなハンコン「T300RS」唯一の弱点とは?

今回購入したT300RSは私が使ってきた歴代ハンコンの中で一番優秀な仕上がりであり、多くの方におすすめ出来るハンコンであることは間違いない。

 

しかしそんなT300RSにも使って気が付いた不満に思うところもあり、それは先程もつたえたペダルユニットがブレーキング時に浮いてしまうということです。

 

もともとペダルユニット「T3PA」の裏面には滑り止めも付いてはいるのですが、フローリングの上に置いて壁に寄せた状態でもフルブレーキング時には手前側が浮いてしまい非常にプレイしにくいです。

 

やはりハンコンで快適にプレイするにはしっかり固定できる設置台(コックピット)は欲しいですね。

 

仕方がないので取り敢えず私が取った対策は、100均などに売っている粘着性の滑り止めを四隅に貼ってみました。

 

t3pa滑り止め.jpeg

 

これを付けた状態で壁に寄せてプレイしていますが、ブレーキMODを付けない状態でしたらフルブレーキング時でもなんとか浮かなくなりました。床に直置きで検討されている方は一度試してみる価値はあると思います。

 

まだまだ試したい事や設置台(コックピット)の改良など改善したいことはたくさんありますが、これから楽しみながらじっくりT300RSと付き合っていきたいと思います!

 

 

おわりに

Thrustmaster製T300RSの開封編と操作編でレビューしてみましたがいかがだったでしょうか?

 

ハンコンは価格帯によって多くの種類が発売されていますが、今回紹介したT300RSは非常にバランスが良く価格に見合った実に素晴らしいハンコンだと私は思います!

 

ハンコン購入を検討されている方は一度ハンコン比較の対象にしてみてくださいね♪

 

▼その他のハンコン比較はこちらも参考にして頂ければと思います。

 

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