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引用元:PS4スクリーンショット/DiRT RALLY

 

今回紹介する「DiRT RALLY」(ダートラリー)は2016年4月5日に発売されたPS4用のレースゲームで、タイトルの通り主にオフロードのコースをラリーカーで走る生粋のラリーゲームだ。

 

このダートラリーはPS3で名作と言われた「DiRT2」を手がけたcodemastersが制作しており、以前より非常に興味があったがなぜか日本のPS4では未発売となっていた。

 

その為かPS4版ダートラリーは日本語の詳細なレビューも少なく知名度はイマイチなのだが、ラリーファンの方はもちろんラリーに興味が無かった方にも是非プレイして欲しいと思えるほど完成度の高い隠れた名作なので、今回私が実際に購入しプレイした感想をレビューしていきたいと思います♪

目次

グラフィックとサウンド共に歴代ラリーゲームで最高レベル

まずはグラフィックですが車の外装や内装コックピット、路面、風景どれも完成度が高く、ダメージ表現もしっかり再現されており文句なく合格レベルです。プロジェクトカーズには少し及びませんが歴代のラリーゲームの中では一番綺麗でPS4の中でもトップクラスのグラフィックと言えるでしょう!

 

さらにダートラリーでは一度に多くの車が描写されることが無いのでフレームレートも60fpsでしっかり安定しておりプレイしていて気持ちが良くレースゲームとしては恩恵が大きいです。

 

またグラフィックの面で私が好印象に思えた部分はリプレイ機能であり、美しいのはもちろんですがTV中継のような視点以外にも、ドローンで空撮したような視点が用意されていてそれがカッコイイんです!!

 

ドローン空撮リプレイ圧縮.jpg
引用元:PS4スクリーンショット/DiRT RALLY

 

どんなレースゲームでも基本的にリプレイ機能はありますが、センス良いリプレイって意外と少ないように思うので、私の中では非常に評価が高かったですね♪

 

サウンド面についてもリアルに再現されており車種ごとにエンジン音やアフターファイヤーの音も特徴があり、ブレーキの鳴きにボディーの軋む音、そして何より砂利や雪、凍結した路面上を走る際の音がかなり良い感じに再現されてますね。

 

これはサーキットなどを走るレースゲームには無い音なので、まさにダートを走っていると感じさせてくれ、ついついヘッドホンの音量を上げてしまいますね♪

 

挙動はシミュレーター寄りで難易度は高いがなぜか飽きのこないゲーム性

操作性に関しては過去のDiRTシリーズよりかなりシミュレーター寄りの挙動となっており、どちらかと言うとプロジェクトカーズのようなシミュレーター系レースゲームに近い印象を受けた。

 

グラベルダート.jpg
引用元:PS4スクリーンショット/DiRT RALLY

 

さらにコースがほとんどグラベル(非舗装道路)なので、その分より細かなハンドリングとしっかりしたブレーキングが要求され、同じシミュレーター系でも操作性はかなり異なりダートラリーの方がハンドリングやブレーキング、アクセルワークなどより忙しい操作が必要となる。

 

今まで多くのシミュレーター系のレースゲームをやって来たが難易度は高いと言えるだろう。正直初めは崖から転落したり障害物にひっかけグルングルン横転したりと、まともに完走することすら出来ずあまりの難しさに自信喪失になりかけました。

 

しかしプレイを重ねるたびにダートラリーに対する印象はガラッと変わってくる!

 

難しすぎるゲームは飽きに繋がるものですが、ダートラリーに至ってはそんな事は無くむしろ楽しみながら続けることができ、いつの間にかその挙動にも対応できる用になっていきました。

 

 

なぜこの様にダートラリーは楽しみながらプレイできるのか?

 

それは手応えのある難易度に対して、1コース4~6分程という集中力も途切れず緊張感と達成感を味わえる絶妙なコースの長さにあると私は思います。

 

私は純粋に走るだけでもレースゲームを楽しむことは出来ますが、リアルを追求しすぎたレースゲームは単調になりやすく、また長時間な耐久レースなどは万人には理解されにくいモードであることも事実です。

 

一方ダートラリーは難易度こそ高いのだが短いスパンでのリトライが可能で、そのリズムが良いゲーム性のおかげでもう一度走り込もうと思わせてくれる!

 

またダートラリーでは各車種ごとにセッティングも可能であり、「ABS」「トラクションコントロール」「スタビライザー」の有り無しや、ブレーキバランス、ギア比、サスペンションの調整など比較的細かく調整も可能となっている。

 

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引用元:PS4スクリーンショット/DiRT RALLY

 

しかしガッチガチのシミュレーターと言う程では無いので、デフォルトの設定でも挙動の感覚を掴めば気持ちよく走りこなせてくるようになり、ゲームの難易度の調整がないダートラリーだが初心者から上級者まで十分楽しめ、この辺も飽きさせない要因になっているのでしょう。

 

ゲーム内クレジットは飽きさせない要因になりえるか?

ダートクレジット.jpg
引用元:PS4スクリーンショット/DiRT RALLY

 

ダートラリーのメインモードである「CAREER」(キャリア)では各国のコースを勝ち抜く「CHAMPIONSHIPS」(チャンピオンシップズ)と言うモードがあり、各年代のラリーカーでレースを勝ち抜きポイントを競い合うのだが、このモードにはゲーム内クレジットの概念があり獲得した賞金を貯めて新しい車種を購入したり、車を修理するメカニックを雇ったりしてレースを進めていく。

 

このクレジットの概念には賛否両論あるだろうがPS4のレースシミュレーターであるプロジェクトカーズにはクレジットの概念が無く、初めから全ての車が開放されているので好きな車でストーリーを進めていけるが、ゲームとしての達成感を味わえるのはダートラリーの方が味わいやすいかもしれない。

 

また各モードには「RALLY」(ラリー)、「HILLCLIMB」(ヒルクライム)、「RALLYCROSS」(ラリークロス)の3つのレースモードが用意されており、それぞれ選べるコースや車種が異なりやり込み要素も高いと言えるだろう。

 

 

そんなおすすめなダートラリーだが一通りプレイしてデメリットに感じた点もある。

 

一つはやはり北米版なので表記が全て英語だと言うところです。
以前プロジェクトカーズの北米版を購入した時もそうでしたが、ストーリー制が強くないレースゲームの場合、簡単な英語が分かれば日本語ではなくてもさほど困りはしないが、日本語の方が分かりやすいことは当然です。

 

これについては私も全ての内容を理解している訳では無いですが、近いうちにダートラリーのゲームの進め方を日本語解説して再度レビューしたいと思います!

 

※設定項目の日本語解説を新しく更新しております、宜しければこちらも合わせて参考にして頂ければと思います♪

 

 

もう一つはダートラリーに限った事ではないがやはりハンドルコントローラー(ハンコン)が欲しくなってしまうと言うところだ。

 

ゲームパットでも一通りプレイしてみたが慣れれば普通にプレイは出来る、いやむしろカウンターあてたり、サイド引いて滑らせたりなどはゲームパットの方が楽に操作できた部分もある。

 

だがダートコースという性質上まっすぐなストレートでさえも細かなハンドル操作が必要な為、なかなかゲームパットでは微調整が難しい事とターマック(舗装道路)より一層路面の状況が重要になってくるので、ハンコンのフォースフィードバックから伝わる路面状況とカウンターを補助するセルフステアがなかり重要だと思います。

 

と言うよりハンコンでプレイした方が全然楽しいです!!

 

結局ところココなんです!

 

ハンコンでもゲームパットでも使いこなせればどちらでも早く走れると思います。ただダートラリーの面白さを100%引き出すにはハンコンは必須と言えるでしょう。少し費用はかさみますがこの機会に一度ハンコン導入も検討してみてはいかがでしょうか?

 

比較的リーズナブルなハンコンも紹介していますので、宜しければこちらも参考にしてくださいね。

 

 

それにしてもこんなに面白いならもっと早く購入しておきべきでしたね、しかし個人的にレースゲームは流行り廃りがあまり無いジャンルだと思っていますので、今から購入しても十分楽しめますよ♪

 

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