
圧倒的な映像の綺麗さを誇るPimax Crystal LightとSuperですが、Pimax VR Japan様からお借りして、Lightに関しては約1年程じっくりと、そして最新のSuper(50PPDモデル)も含めて主にレーシングシミュレーターでしっかりと使い込んできました。
それぞれのレビューについては以前記事にもさせて頂きましたが、今回は私自身も使用している「ミドルスペックPC環境」での使用感に焦点を当て、Crystal LightとSuperのどちらを選ぶべきかを改めて検証してみました。
さらに「同じ解像度(レンダリング解像度)まで設定を落として描画した場合、2機種の映像にどのくらいの差が出るのか」という比較も行っていますので、「未来のPCアップグレードも視野に入れつつ、今ベストな選択をしたい!」という方は是非参考にして頂ければと思います!
ミドルスペックPCでのCrystal LightとSuperの価値
今回の検証で使用するPCスペックですが、パフォーマンスの要となるグラフィックボードにはRTX3080を採用しており、現在では「ミドルスペックPC」に位置する構成です。
| 項目 | スペック詳細 |
| OS | Windows11 Home |
| CPU | Core i5 14500(2.60GHz) |
| GPU | GeForce RTX3080 10GB |
| メモリ | DDR5-6000 32GB(16GBx2) |
| ストレージ | M.2 SSD 1TB |
| PimaxEVOバージョン | V1.0.1 |
以前このスペックでも快適にプレイできるよう試行錯誤を重ねてきましたが、設定の調整は「何か(画質や視野角など)を犠牲にする」ことでもあり、正直なところミドルスペックPCではiRacingなどの負荷が高いレーシングシミュレーターにおいてはCrystal Lightですら真の性能を引き出しきれていないと感じました。
もちろん、ゲーム側のグラフィック設定や目指すフレームレート(リフレッシュレート)、視野角の好みによって快適性の基準は大きく変わるため、あくまで私個人の体感としてお聞きいただければと思います。
では、「ミドルスペックPCでCrystal Superを選ぶ意味はないのか?」というと、決してそんなことはありません。
以前公開したPimax Play画質を重視した設定ガイドでも触れた通り、同じPC環境であっても設定をしっかり見直すことで、Crystal Superを使ってiRacingを実用レベルで快適にプレイする事も可能です。
ここで一度、Crystal LightとCrystal Super(50 PPDモデル)両モデルの主な特徴をおさらいしておきましょう。
| 項目 | Crystal Light | Crystal Super(50PPD) |
| 参考価格 | ¥168,367 | ¥329,999 → ¥293,000 |
| 立ち位置 | コスパ重視の軽量モデル | 超ハイエンドモデル |
| 解像度 | 2880×2880(35 PPD) | 3840×3840(50 PPD) |
| パネル | QLED / Local Dimming | QLED / Local Dimming(1000以上のゾーン) |
| 視野角 | 標準(110°) | 広い(127°) |
| アイトラッキング | 非搭載(固定フォビーテッドレンダリング) | 搭載(高度なDFR対応) |
| リフレッシュレート | 72Hz / 90Hz / 120Hz | 72 / 90 Hz |
| 主な特徴・強み | ミドルスペックPCでも性能を引き出しやすい/コスパが良い |
圧倒的な没入感/DFRによる負荷軽減/PCの将来の強化に対応
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Crystal Superは現在価格改定により新価格は293,000円となりましたが、それでも両者には約2倍程の価格差があります。 果たして、ミドルスペックPC環境においてその価格差に見合うだけの価値がCrystal Superにあるのか、次の章で詳しく解説していきます。
同じ描画解像度でのグラフィック比較
Crystal Superの描画解像度をあえてCrystal Lightの「画質設定:高(1.0)」と同等まで落とし、iRacingでパフォーマンスと画質を比較しました。
| 項目 | Crystal Light | Crystal Super(50PPD) |
| PimaxPlay画質設定 | 高(1.0) | カスタム(0.73) |
| SteamVR解像度 | 4,312 × 5,100 | 4,556 × 4,584 |
| ピクセル数 | 約2,199万ピクセル | 約2,088万ピクセル |
| iRacing FPS | 53 FPS | 53 FPS |
パフォーマンスについては描写するピクセル数がほぼ同等のため、フレームレート(FPS)は両者とも53FPSと同じ結果になりました。
しかしピクセル数がほぼ同じであるにもかかわらず、物理的なパネル解像度(画素密度)の違いにより、Crystal Superの方が鮮明です。特に木々などの遠景が、よりクッキリと滑らかに描写されます。

(※画像:写真ではお伝えしきれない部分もありますが、レンズ全体をスマホで撮影した比較画像。左:Crystal Light / 右:Crystal Super)
さらに違いを分かりやすくするため、ズームして比較してみました。

(※画像:両者を拡大した比較画像。ピントはミシュランマンに合わせた状態)
その差は一目瞭然です。
Crystal Lightでは、ここまで拡大すると輪郭のボヤけやジャギーが目立ち始め、わずかにスクリーンドア現象(網目感)も確認できます。
一方、Crystal Superはパネルの画素密度が高いため物理的な網目感が抑えられ、ズームしても非常に滑らかでクッキリとした映像を維持しています。
今度はさらに条件を厳しくし、Crystal Superの解像度設定をCrystal Light(画質設定1.0)よりも低い「カスタム(0.65)」まで落として再比較してみました。

(※画像:画質設定カスタム0.65 / SteamVRレンダリング解像度 4,056 × 4,080)
SteamVRのレンダリング解像度は(4,056 × 4,080)となり、これはCrystal Lightの画質設定高(1.0)より低いピクセル数です。ここまで解像度を落とすと多少のボヤけは増すものの、それでも全体的にスッキリした映像で、ここでもその違いは明らかでした。
また視野角についてもスペック通りCrystal Superの方が広く、より高い没入感が得られます。発色の鮮やかさや黒の締り、コントラスト感も圧倒的で、Crystal Light側でローカルディミング(Local Dimming)を最大に設定しても到底かなわない程の差を感じました。
さらにCrystal Superはアイトラッキングを利用したDFR(ダイナミックフォービエイテッドレンダリング)が利用できる点も、ミドルスペックPCの性能不足を補う強力な武器となります。
今後のPCスペックによるPimaxの選び方
ここまでの検証でミドルスペックPCでもCrystal LightとSuperでは確かな違いを感じることが出来ました。そして、この検証を元に私が考えるPimaxの選び方をまとめてみました。
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今のミドルスペックPCのまま使い続ける方
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「Crystal Light」がおすすめ。ネイティブ解像度に近い設定でPC性能を100%引き出せ、コストパフォーマンスに優れています。
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1〜2年以内にグラフィックボードの増設・新調(RTX 5070Ti / 5080 / 5090など)を予定している方
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「Crystal Super」がおすすめ。将来PCを強化した際もヘッドセットを買い替えることなく「真のRetinaレベル画質」を開放できます。さらに、今からアイトラッキング(DFR)による負荷軽減の恩恵を受けられるため、最高の先行投資になります。
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おわりに
今回のミドルスペックPCによる「Pimax Crystal Light vs Super」比較はいかがだったでしょうか?
最終的に伝えたいのは、どちらを選んでも間違いなく最高峰のVR体験ができるということです。2機種をじっくり使い込んだからこそ、自信を持ってお伝えできます。
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それでは良いVRライフをお送りくださいませ♪


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