13年間歴代コックピット.jpg

 

レースゲームには必須とも言えるハンコンですが、購入後必ず悩む事になるのがその設置方法の問題では無いでしょうか?

 

以前「レースゲームが7倍楽しくなるおすすめハンコン比較」で紹介したように、私は今まで複数のハンコンを使用してきましたが、それと同時に同じ数だけコックピットも作ってきました。

 

そこで今回は歴代のコックピット作りから得た快適なコックピットの条件を、それぞれのメリットとデメリットを交えながら紹介したいと思います♪

目次

プレイ環境に合わせたコックピット作りを考える

まずはコックピットの評価基準として私は以下の4条件が重要なポイントになると考えました。それぞれの項目の説明、評価基準は次の通りです。

 

  • プレイの快適さ:ポジション調整、剛性
  • 設置スペース:サイズ、収納力、手軽さ
  • 見た目:見た目、高級感
  • コスト:設置費用

 

自分の部屋がある方は設置スペースを犠牲にしてでも快適さを重視したいと考えるでしょうし、リビングでのプレイを検討されている方は収納力を重視するでしょう。また出来る限り費用を安く抑えたい方は、見た目を犠牲にしてでもコスト優先で設置方法を考えるはずです。

 

この様にプレイ環境は人それぞれですので4条件のどの部分を妥協するのか、またはどこを重要視するかで自分に合ったコックピット環境が整うでしょう。

 

では実際に私が今まで購入、自作した歴代コックピットを紹介をしていきますので、それぞれの良いところや自分に合った環境作りの参考にして頂ければと思います♪

 

自作で作ったコックピット1号機

一番最初に作ったコックピットはPS2でグランツーリスモ4をプレイしていた時で、Logicool GT Forceを鉄フレームを溶接加工したコックピットにレカロシートを取り付けていました。

 

【評価】

プレイの快適さ★★★★★

設置スペース★★

見た目★★★★

コスト★★

 

このコックピットの良いところは本物のレカロシートを使った事で座り心地はもちろん、長時間のプレイでも疲れてなかったところと、溶接でガッチリ固定されたフレームなだけに剛性が非常に高くかなり快適な作りでした。

 

デメリットはそれなりに設置スペースが必要なところと、レカロシートなどの導入はコストもかかりますし、固定するにもシートレールを導入したりとかなりの手間と労力がかかるところです。

 

その為コストや労力、設置スペースを犠牲にしてでも自分の納得いくまで突き詰めたい本物志向の方に自作+実車のシートはおすすめの選択ですね。

 

ちなみに現在国内で販売されているコックピットでこの仕様に近いのが、SUSアルミフレームを使った「DRAPOJI」と「TRAK RACER」という商品です。

 

どちらもシート、ステアリング、ペダル、シフト位置の調整が可能ですが、「DRAPOJI」は比較的シンプルでリーズナブルな設計、「TRAK RACER」は豊富なオプションパーツでより幅広い調整が可能という特徴があります。

 

 

 

また、現在私自身もSUSフレームを使い自作コックピット(7号機)を作成してみましたので、宜しければこちらも参考にして頂ければと思います♪

 

 

プレイシートを導入したコックピット2号機

2号機を導入したのはPS3でグランツーリスモ5プロローグが発売された時期で、プロローグの為だけにLogicool GT Force Proとプレイシートというコックピット、そしてPS3を同時購入した事をよく覚えています。

 

【評価】

プレイの快適さ★★

設置スペース★★★

見た目★★★

コスト★★★★

 

プレイシート.jpg

引用元:プレイシート/株式会社サイバーガジェット

 

2号機では1号機の設置スペース問題を改善するため、市販でコンパクトに収まりそうなプレイシートを購入しました。

 

私の記憶ではプレイシートの値段は18000円程と比較的リーズナブルで、しかも使わないときはハンドル設置部分とシートを分けることが出来るため、限られたスペースで利用するには非常に便利なコックピットでした。

 

しかし画像から分かる様にハンドル設置部分と本体が細い鉄製のパイプ1本だけで固定されており、強度が非常に弱いと言うのがあまりにも不満だったため結局グランツーリスモ5発売前に手放してしまいました。

 

いかに安く省スペースに設置できても快適にプレイ出来ないのは非常にストレスで、コックピットには剛性が非常に重要だという良い勉強にもなりました。

 

ちなみに今では初代プレイシートは販売されていないみたいですが、現在は次で紹介する剛性が増したプレイシートRevolutionが販売されています。

 

プレイシートエボリューションで剛性が増したコックピット3号機

3号機はPS3のグランツーリスモ5発売に合わせて、ドライビングフォースGTと再度市販のコックピットのプレイシートEvolutionを購入しました。

 

【評価】

プレイの快適さ★★★

設置スペース★★★

見た目★★★★

コスト★★★

 

 

確かに前作のプレイシートでの剛性問題もかなり改善され悪くはないのですが、見て分かるように明らかにハンコンを支える棒が邪魔です!

 

ペダルの設置位置によっては左程影響は無いのかもしれないですが、私はヒール・アンド・トゥや左足ブレーキの際は邪魔に感じてしまいました。さらにシートへの乗り降りの際にどうしてもどちらかの足を上げる必要がある為、その点もプレイの快適さに影響しました。

 

価格についても5万円程と決して安い値段ではないですし、初代プレイシートからシートの素材、剛性に進化は見られますが、今でももう一度購入しますか?と聞かれると私は正直他の商品を選ぶと思います。

 

しかし現在はさらに改良された「プレイシートRevolution」や、かなり高額にはなるが上位モデルの「プレイシートF1」がセクトインターナショナルより発売されています。

 

これらの一番注目すべき点はあの邪魔だったハンコンを支える棒の位置が変更改良されているところで、これであれば操作性も良くなり評価は大きく変わってくるので、今からプレイシートシリーズを購入する方はこちらのモデルの方がおすすめですね♪

 

 

コストと省スペースを重視したコックピット4号機

4号機ではコストパフォーマンスと設置スペースを重視しながら剛性も得る為に、イレクターパイプで自作したコックピットにLogitech G27 Racing Wheelを設置してグランツーリスモ6をプレイしていました。

 

【評価】

プレイの快適さ★★★★

設置スペース★★★★

見た目★★

コスト★★★★★

 

 

4号機は今までのコックピットとは少しコンセプトが変わり、画像で分かる様に優先順位が子供>レースゲームとなり、それは同時におもちゃスペース>コックピットとなりますので、今まで以上にコストと設置スペースが重要視されるようになったという事です。

 

そこで私が行きついた答えがイレクターパイプと呼ばれる鉄製のパイプを使い自作する事で、なんといってもコスパが断トツで安く、シートをソファー等で代用する事で製作費1万円以下を実現しました!

 

さらに作り方次第で剛性やドライビングポジションも自分の好みに作成可能ですし、折りたためるように自作する事でリビングにでもコンパクトに収納出来ます。

 

デメリットとしては自作なので手間がかかる事と、センスにもよりますが見た目がどうしても市販品より劣ると思います。

 

見た目、手間などを犠牲にしてでもコスト、設置スペースを重視するお父さんドライバーに方にイレクターパイプでの自作はおすすめな方法ですね!

 

また自宅で自作する際にはパイプカッターとイレクターどうしを繋げるメタルジョイント(鉄製)も忘れずに購入してくださいね♪

 

 

PCデスクコックピット5号機&6号機

コックピット5号機はPCデスクにThrustmasterのT300RSを取り付け、シートはゲーミングチェアを使い作成したコックピットです。これが思いのほか快適だったので少しずつ改良を加え、最終的にはPCデスクを2台並べた6号機へと進化していきました。

 

【評価】

プレイの快適さ★★★★

設置スペース★★★

見た目★★★★

コスト★★★★★

 

 

ハンコンの固定にPCデスクを利用する事でコストを抑えながらも、しっかりとした脚のデスクを選べば剛性も確保出来ますし、さらにモニターアームを利用する事で視聴距離を近づける事も出来る環境となりました。

 

但しPCデスクの場合ハンコンの高さや奥行きの調整が出来ない為、理想のドライビングポジションを作るには多少工夫が必要と思います。私が実際に利用した際の記事も紹介していますので、宜しければこちらも参考にして頂ければと思います。

 

様々な環境に対応できると事とゲーミングチェアとの相性も良いので、レースゲームとPC作業を両立したい方にはPCデスクはおすすめの方法だと思います!

 

 

 

▼レースゲーム用おすすめゲーミングチェアはこちらです。

 

バランス抜群のおすすめコックピット

こちらは私自身導入はしていないのですが、7号機の候補として考えていたのがSTRASSE(ストラッセ)シリーズのコックピットです。

 

【評価】

プレイの快適さ★★★★★

設置スペース★★★

見た目★★★★

コスト★★★

 

 

国内で購入できるシート一体型のコックピットには3号機で紹介したプレイシートシリーズ、ロッソモデロのGTDシリーズ、Next Level RacingのGT TRACKなど様々な種類がありますが、その中でもSTRASSEのコックピットは価格が安く、それでいてしっかりとした剛性と品質を確保出来ている点が特徴です。

 

さらに常に改良や進化を続けており、剛性重視のSUSアルミフレームからコンパクト収納可能なスタンドタイプまで、色々なシチュエーションでのプレイを想定したラインアップが揃っています。

 

私はコックピットを自作する事自体が好きなので、現在はSUSアルミフレームのコックピットを使用していますが、それなりに知識と労力が必要となるので初めから完成したコックピットで快適にプレイしたいという方にはSTRASSEシリーズはコックピット4条件のバランスも良く非常におすすめですね♪

 

 

コスパ、省スペースに優れたおすすめコックピット

最後は番外編として設置スペースとコストパフォーマンスに優れたおすすめコックピットをご紹介したいと思います♪

 

ホイールスタンドプロV2

 

【評価】

プレイの快適さ★★★

設置スペース★★★★★

見た目★★

コスト★★★★★

 

 

価格が2万円弱と非常に安く、それでいて強度もそこそこあり、見た目もシンプルで使わないときはリビングの隅に片付けれる超コンパクト設計!

 

お金をかければいくらでも良いコックピットは手に入りますが、今回私がテーマとしているのは良いコックピットの4条件です。

 

これを総合的に考えると実は「ホイールスタンドプロV2」が一番バランス良く実現できているのかもしれません。コストを抑えたい方やリビングで収納を前提にプレイされる方に是非おすすめしたい商品ですね!

 

また購入の際に注意して頂きたいことは「V2」と記載があるものを選んでください。「V2」と記載が無いものは初期モデルでありフレームの太さが細く剛性が弱いですし、高さ(ステアリング部分)、奥行き(ペダル部分)調整の幅も「V2」の方が広いです。

 

Next Level Racing Wheel Stand Lite

 

【評価】

プレイの快適さ★★★★

設置スペース★★★★

見た目★★

コスト★★★★★

 

 

Next Level Racingより本格的なドライビングポジションを手軽に体験するため発売されたスタンドが「Wheel Stand Lite」です!

 

Wheel Stand Liteの特徴は市販コックピットの中では最安値の15000円程で購入できるという圧倒的なコストパフォーマンスと、ハンコンのフォースフィードバックにも耐えうる剛性、そして折りたたみも可能なので収納にも優れています。

 

さらに標準で「TH8A」などのシフターの取り付けにも対応しており、ホイールスタンドプロ同様にコックピット入門としてもかなりおすすめ度が高いです!

 

但し剛性を確保する為にそれなりの重量がありますので、毎回収納を前提としてプレイされる方は手軽さという面ではホイールスタンドプロの方が優れているかもしれません。

 

収納を最優先であればホイールスタンドプロ、剛性も確保したいのであればWheel Stand Liteという選択が良いと思います!

 

おわりに

今回のハンコン用コックピットの紹介はいかがだったでしょうか?

 

自分に合ったコックピットを選ぶ事でプレイする快適さはもちろん、長時間のプレイでの疲れの軽減やラップタイムにも影響してくるでしょう。

 

みなさんも良コックピット4条件の重要視する部分と妥協する部分を見極めながら、バランスを考え自分に合ったプレイスタイルを見つけてくださいね♪

 

おすすめハンコンについても記事にしていますので、宜しければこちらも合わせてご覧頂ければと思います♪

 

記事がお役に立てばシェアおねがいします。