Thrustmasterより発売されているハンコンには多くの追加パーツ(Add-On)が用意されており、それらを組み合わせる事で自分好みのスタイルでレースゲームをプレイする事が出来ます。

 

今回はそんな追加パーツの中でも一番購入を検討される方が多いであろう「TH8A Add-On Shifter」を購入し、実際に1ヶ月程使用してみた感想と注意点を記事にしてみましたので、「TH8A」の購入を検討されている方は是非参考にして頂ければと思います♪

目次

TH8A Add-On Shifterと付属品

今回購入しました「TH8A Add-On Shifter」ですが、Thrustmasterのハンコン「T150」「T300RS」「T500RS」「T-GT」に接続する事でマニュアル車をシフト操作でプレイする事が出来るようになり、レースゲームをより一層楽しくしてくれるアイテムでもあります!

 

そんな素敵なアイテム「TH8A」ですが、画像を見て分かる通り本体以外にもいくつか付属品が用意されていますので、まずはその内容を紹介したいと思います。

 

 

まずはこちらがTH8A本体で付属のシフトノブを取り付けた状態です。

 

 

TH8Aを手に取ってまず感じた事は「重い!」ですね。

 

本体内部やギア、シャフトにクランプ部分、HパターンのプレートやシフトノブもTH8Aはほぼ全て金属製となっているので、軽くはないと思ってはいましたが想像以上に重かった、というのが私の第一印象です。ちなみに重量を測ると1.4kg程ありました。

 

しかしこれはその分ガッチリした造りという意味で、金属製で高級感もありますし、何よりこのメカメカしい感じ個人的には好みですね♪

 

またTH8Aの固定方法だがクランプで挟み込む仕様となっており、最大に広げると55mm程と対応幅も広いので様々なデスクやスタンドに固定する事が出来るでしょう。

 

 

ちなみに締め付け具合もかなり頑丈なため、これだけ重量があってもギアチェンジ時などにズレたり、不安定になったりする事は無いですよ。

 

次に付属されているシフトプレートですが7速+リバースギアのHパターン用プレートと、シーケンシャル用プレートの2枚が用意されており、プレートを付け替える事でどちらのシフトチェンジにも対応している。

 

【Hパターン装着時】

 

【シーケンシャル装着時】

 

プレートの素材はHパターンプレートは鉄製に対し、シーケンシャルプレートはプラスチックとなっているので少々チープな印象を受ける。

 

ちなみにプレートの付け替えは4つのネジとシフトノブを外す必要があり、難しい作業ではないのだがゲームや車種によって毎回付け替えるにはあまりにも手間なので、基本的にはどちらか自分の好みの使い方を選ぶという使い方になるだろう。

 

最後に付属されているケーブルですがThrustmaster製ハンコン本体に接続するDINケーブルと、直接USBへ接続するUSBケーブルの2本が付属されています。

 

 

接続方法ですがPS4やXBOX Oneの場合はハンコン背面コネクタへDINケーブルを差し込み、PCやPS3で利用する場合にはUSB接続という方法になるが、正常に認識するかはソフト側の問題もあるので、心配な方はThrustmasterサポートページの「ゲームの設定」より事前に対応状況を確認しておくと良いでしょう。

 

TH8Aファーストインプレッション

今回TH8Aを購入するにあたり色々と下調べはしていたのですが、ギアチェンジする際のシフトの入り具合など、実際に使ってみないと分からない使用感については購入前からかなり気になっていました。

 

なぜそこまで気にしていたかと言うと、以前ロジクールのG27を使っていた時に付属されていたシフト(現行のG29では「Driving Force Shifter」としてオプション品となっています)はギアチェンジの際に「カチャ」と安っぽい音と、指一本の力でも簡単に操作できる程「軽い造り」となっており、それにあまり良い印象が無かったからです。

 

そして今回実際にTH8Aを使った感想ですが、ギアチェンジの際は「ガチャン」と金属っぽい音と、ギアが入る時にも程良い抵抗がかかる仕様となっており、実車のようなフィーリング…とまではいきませんが、どちらが好みかと言うと私は圧倒的にTH8Aの方が操作していて気持ち良いですね。

 

さらにTH8Aには本体の横にシフトのテンションを調整できる穴が空いており、その内部のネジをマイナスドライバーで左右に回すことでシフトの重さを調整することも出来る。

 

 

ちなみにこの調整はHパターンとシーケンシャルどちらの場合にも反映されるが、あまりにも軽くし過ぎるとHパターンの時にはシャフトがグラグラになり、逆に重くし過ぎるとシーケンシャルの時にはシフトが戻らなくなるので程良い範囲で調整するのが良いでしょう。

 

そしてもう一つ実際にTH8Aを使って気がついたのですが、PCデスクにTH8Aを固定して使った場合、ギアチェンジ時にデスクに伝わる振動音がかなり大きいです。

 

しかもこの振動音はデスクから床にも伝わるので家族が寝静まりかえった家にはかなり響き、ギアが入る際の「ガチャン」という音よりこちらの方がタチが悪い。

 

 

このままでは家庭内苦情の原因になりかねませんので、同じような境遇の方がいるか分かりませんが、私が対策した2つの消音方法をご紹介したいと思います。

 

1つはシャフトにゴム製のカバーや絶縁テープなどを巻き、シフトゲートと干渉する際にでる「ガチャン」という音を軽減する事で、私は画像のように絶縁テープで試してみましたが、これが単純ですが意外と効果アリです!

 

 

ちなみにこの画像のシャフトは外品の「スーパーショートストロークロッド」に変更しています。

 

次に対策したことは取り付け場所の変更です。

 

振動を抑えるために防振ゴムを噛ませたり、取り付け位置をデスクの隅へずらしたりと、色々試してはみましたがいまいち効果が無かったので、デスクに取り付ける事自体を諦めました。

 

そこで代わりに取り付けた場所ですがこちらです。

 

 

ゲーミングチェアのアームレストを外し、そこにL字ステイを2個追加してコの字の土台を作りTH8Aを固定してみました。

 

 

これも単純ですがギアチェンジ時の振動はゲーミングチェア側でうまい具合に吸収されるので、床に伝わる振動は大幅に改善され、しかも見た目も非常にかっこよくなりました♪

 

TH8Aを使って感じたレースゲームの楽しみ方

TH8Aを購入し1ヶ月程使ってきましたが、確実に言えることはTH8AでHパターンを使うとタイムは遅くなるという事です。

 

初めはシフト操作に慣れきれずに思うようなタイムが出せないのかとも思いましたが、1ヶ月経ちシフト操作にも慣れが出てきた今でも、タイムは近づきはするもののそれを越える事はありませんでした。

 

もちろん全ての方がそうとは限りませんが、それでもクラッチを踏みシフトを入れるという動作が加わることで大多数の方がタイムを落とすでしょう。

 

しかしこれはTH8Aを購入する前から分かっていました。分かった上で私はタイムが落ちるTH8Aを購入したのです。

 

確かに「速く走る」という観点からするとハンコン側のパドルシフトを使い、クラッチの機能もOFFにした方が良いタイムを刻みやすいでしょう。

 

ですがHパターンにはそれを犠牲にしてでも味わうべき「車を操る」という楽しさがあり、これはパドルシフトではなかなか味わえないもう一つのレースゲームの楽しみ方ではないかと思います。

 

ちなみに価格は2万弱とオプション品としては決して安い商品とは言えないが、車を走らせる楽しさを求めるあなたであれば決して後悔しないアイテムとなるでしょう!

 

興味が出ましたら一度検討してみて下さいね♪

 

 

ハンコンにも興味がありましたら是非こちらの記事も参考にしてみて下さいね♪

 

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