t3pa分解記事.jpg

数日前より私の愛用するT300RS Alcantara Editionの3ペダルユニットT3PAのブレーキペダルが踏む込む最後の部分で「コクッン」と異音を出すようになった。

ブレーキの反応自体には影響は出ておらず、今まで通りしっかりブレーキングは出来るのだがどうも音が気になる。

ちなみに私のハンコンT300RSは正規代理店より購入した保証付きのものなので、一度販売店に相談しようかとも思ったがブレーキが効かなくなったわけでは無いので故障症状として微妙だと言う事と、ロジクールのG27やG29のペダルユニットについては分解記事がいくつか見つかったが、T3PAに関してはほとんど分解している記事が無かったため、まずは自分でメンテナンスついでに分解してみることを決意した!


※ここからは分解作業となり、今後保証を受けられなくなる可能性があるため実践される方は自己責任でお願いします。


私のハンコンの使用頻度は購入後4ヶ月程で、週6日程で活躍しており通常よりかなり使用頻度は高い方だと思います。

しかも今までノーメンテナンスで使い続けてきたので、今後永く使い続けるには今回の分解メンテナンスは良いタイミングと言えるかもしれません。

では早速分解作業に入りましょう!

T3PAは比較的簡単に分解できるが注意すべき点もある

T3PAの分解だが難易度としては簡単な方だと思います。

用意するものはプラスドライバーとマイナスドライバーがあれば十分に作業でき、追加で工具等を購入する必要はない。


まずはT3PAを裏返し裏面の赤丸にあるプラスネジを外していく。

t3paカバー裏.jpg

ネジを無くさないように外したネジはこの様に分かりやすくしておくと良いでしょう。

t3paネジ入れ.jpg

ネジを全て外し終えると裏蓋が外れ少し浮き上げる事ができます。

しかしケーブルが引っかかり完全には外せないので、そのまま裏蓋を回転させて中が見えやすいようにしましょう。

t3pa回転.jpg

ケーブルの先が基盤のカプラーに刺さっているのでマイナスドライバーなどでカプラーを引っ掛けて外す。

t3paカプラー.jpg
※強く力を入れすぎるとカプラーが欠けたり、基盤を痛めるので無理せず外しましょう。コツとしては左右徐々に浮き上がらせると良いでしょう。


そうすると裏蓋が完全に外せます。

t3pa取り外し.jpg

次は青丸のプラスネジを外すと本体とペダルを分解できます。

t3pa内部分解.jpg

ここで注意してもらいたいのですが、この内部のネジには赤いペイントが施されておりネジを外すとペイントも剥がれるようになっている。

【ネジを外す前】
ネジ外し前.jpg

【ネジを外した後】
ネジ外し後.jpg

剥がれた状態で修理に出しても保証が効かなくなる恐れもありますので、保証期間中の方はここでもう一度考え直すのも良いと思います。


そんな事は気にしないと言う方は私と一緒に次に進みましょう!


無事ペダルと本体を外し終わると今回の異音の原因が姿を現します。

バネ受け台.jpg

ペダルのテンションに使われているバネによって、そのバネの受け台になる部分が少し削れて踏み込む最後の部分でズレが生じそれが「コクッン」という異音になっていました。

t3paバネ削れ.jpg

そこで一度バネを外し受け台部分にしっかりかみ合わせ、さらに滑りを良くするためにそれぞれにグリスアップと各ネジを増し締めしながら組み直すことでなんとか異音は解消されました♪


T3PAを分解し終わって感じた意外な感想

今回自己責任のもとペダルユニットT3PAを分解してみましたが、組み直し終わって感じたことがいくつかあります。


まず思ったことは意外と単純な作りをしているので比較的誰にでもT3PAの分解は挑戦出来るのでは無いかと思いました。

今回は異音が原因で分解する事としましたが、実際に分解してみるとペダルの隙間から気づかないうちにホコリが大量に入っており、私のペダルもホコリの束みたいなものが出てきました。

T3PA内部の基盤やケーブルは基本的にむき出しの状態ですからあまり大量にホコリが溜まってしまうのは良くないと思いますので、メンテナンスの意味でも定期的クリーニングはやった方が良いと思います。


またT300RSのレビューでブレーキペダルが重すぎると言う意見を目にするのですが、ペダルへテンションをかけているバネも容易に外すことが出来るので、各ペダルの重さも規格が合ったバネさえ用意出来れば交換が可能なのでブレーキの重さに不満がある方は挑戦してみるのを良いと思います♪

バネ長さ.jpg
 
バネ幅.jpg

バネの寸法は長さが約32mm、幅が約18mmとなってました。ただどれ程の荷重量なのかは分からなかったのでここは今後色々と試してみる必要がありますね。

個人的にはブレーキペダルの重さには満足しておりそのままで良いと思っていますが、アクセルペダルは軽すぎると思うのでこちらのバネは今後交換しても良いかなと思います。


そしてもう一つ思ったことはグリスアップだけであれば分解しなくても異音は直せたのではないか?と言う事です。

ただこれは分解して原因が分かった上での感想なので仕方が無いのですが、今回グリスアップしたバネと受け台部分は分解しない状態でもペダルの隙間から確認することができ、ここから直接グリスアップし滑りを良くするだけで解消出来たかもしれません。


なので私と同じような症状が出ている方は分解する前にまずはペダルの隙間からグリスアップをしてみる事をおすすめします。


T3PAを吊り下げ式ペダルへカスタム可能か考える

実は今回保証対象外になる可能性もある分解に踏み切った要因がもう一つあります。


それはT3PAのペダルを吊り下げ式へカスタム可能かです!


冒頭でも述べた通りロジクールのG27やG29などはペダルユニットの分解記事が多くあり、その記事内容は通常のオルガン式のペダルから吊り下げ式へのカスタムと言う内容が多かったです。

これは是非ともやってみたいと思いました。


しかし結論から言うとT3PAを分解し吊り下げ式へ変更するのは難易度が高そうです。

何故かと言うとG27などはペダルとバネを支えている受け台を固定さえ出来ればペダルユニットのカバーが無くても操作可能なのですが、T3PAはペダルとバネを固定する受け台がペダルユニットカバーと一体になっているため単独では固定が出来ないのです。


この様にペダルユニット自体を縦に固定出来るよう台を作れば無理やり吊り下げ式にする事は可能ですが、これでは各ペダルのポジションも結局通常通り使う方法と変わらないですし何より見た目がイマイチです。

t3pa吊り下げ化.jpg

という訳で良い方法がないか色々と考えてみましたが、今ひとつこれだ!と言えるような方法が思いつかず仕方なく今回は吊り下げ式へのカスタムを諦める事にしました。


しかしハンコンのカスタムは今後も続けていきますので「T3PA PRO」を買う!という方法以外で最良な方法が思いつけばまた記事にしてみたいと思います♪