スマホ最高峰のレースゲームと言われる「Real Racing3」だが、ハンコンやコックピットを用意するほどレースゲーム好きな私としては正直スマホでレースゲームの楽しさなんか伝わらないと思っていました。

 

しかしスマホの成長は目覚ましく、ハイエンドの端末であればPS4やXboxなどにも劣らない程の性能を秘めており、性能差によるアドバンテージは少なくなりつつあると言えるでしょう。

 

そこで今回はレースゲーム好きなKokoroが「Real Racing3」を実際にプレイしてみて、レースゲームとして本当に楽しめるのかを独断と偏見で検証してみたいと思います!

目次

これがスマホゲームなのかと思わせる程のグラフィック

アプリをダウンロードしプレイしてまず驚かされたのは、スマホゲームとは思えない程の作り込まれたグラフィックでした。

 

 

実車からモデリングされたボディーや忠実に再現されたコックピット、車体への光の反射や背景の映り込みも本当に美しく、PS4と同等とまではいかないがそれでもスマホゲームという事を考えれば十分すぎるグラッフィクである事は間違いないでしょう!

 

さらにクラッシュ時にはバンパーが損傷したり、コックピット視点であればフロントガラスへヒビが入ったりとダメージ表現の実装や、サイドやバックミラーもしっかり機能しており単純にグラフィックが綺麗なだけでは無く細かい部分も良く作り込まれている。

 

 

またレース中の視点もバンパー、ボンネット、コックピット、後方視点と4種類から選択可能で、設定でさらにカメラ高さ調整も可能でより自分好みのプレイスタイルが選べるのも嬉しいですね♪

 

ただしスマホでこれ程美しいグラフィックを表現するには良い事ばかりではない。なぜならばグラフィック処理をする為にそれ相応のスマホの性能が必要になるからだ。

 

今回使用しているスマホはMotorolaのmoto zという2016年10月の発売された端末ですが、Snapdragon820というハイエンドの端末に使われているCPUを搭載している。しかしそれでもデフォルトの設定だとフレームレートが安定しない場面が多く、皮肉にも美しいグラフィックが快適なレースゲームの障害になっている。

 

PS4やXboxなどの家庭用のゲーム機であれば、性能が統一されているのでソフト側もそれに合わせた作りが可能だが、スマホゲームの場合は個々で端末の性能差がある為これは仕方がない事だろう。

 

そこで同じ様な環境の方に是非試して欲しいアプリが[RR Graphic Settings]です。

 

 

このアプリはReal Racing3のグラフィックをデフォルトから「Low」「Average lower」「Average higher」「Higt」「Extra high」の5段階へ変更する事ができ、これによって端末の性能が低い方でも快適にReal Racing3を楽しむことが出来る!

 

試しにデフォルトから「Average lower」へ変更してみると、コックピット視点ではバックミラーやサイドミラーが省略されていたり、コース自体ものフェンスや看板等が無くなったりと全体的に殺風景にはなるが、明らかにフレームレートは上がっており、滑らかに動くグラフィックはやはりプレイしていて気持ちが良いので是非自分に合った設定を選んで下さいね♪

 

RR Graphic Settings

RR Graphic Settings
開発元:MV Brothers
無料
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実在するマシンとコースを楽しめる

Real Racing3では実在するマシンとコースが収録されており、これはレースゲームファンにとっては重要な部分だと共感を持って頂ける方も多いのではないでしょうか。

 

 

マシン収録台数は2018年4月現在で33メーカー213車種と家庭用ゲーム機にも劣らない台数が収録されている。しかもReal Racing3はアップデートによる車種やイベントの追加も頻繁に行われているので今後さらに収録台数は増えていくことでしょう。

 

さらにカスタム要素も充実しており、外装色の変更はもちろんステッカーを貼ったり、アルミホイールの変更や車高調整など自分だけのオリジナル車両を作れる事もReal Racing3の魅力の一つだろう。

 

コースについてはスパ・フランコルシャン、鈴鹿サーキット、ラグナ・セカなど実在する17の有名サーキットが用意されておりコース自体の再現度も悪くはない。

 

比較しやすいようにPS4のプロジェクトカーズ2とReal Racing3でスパのオー・ルージュをそれぞれ撮影してみました。

 

【Real Racing3グラフィック設定「High」】

 

【PS4ProサンプリングモードON時】

 

比較するとさすがにPS4版プロジェクトカーズ2の方がよりリアルにコースを感じられますね。特に光の再現具合に大きな差があるように感じ、それによって路面や風景など現実的な映像になっているのでしょう。

 

しかしReal Racing3のコースも普通にプレイするには全く問題無いレベルの映像で、これはスパだけでなく鈴鹿サーキットやラグナ・セカなど他のコースでもしっかり雰囲気を感じる事が出来るし、スマホゲームという偏見を抜きにしてレースゲームとして十分合格点な映像だと私は思います。

 

挙動はRealと言うよりカジュアル寄り

マシンやコースが十分なグラフィックだという事は伝わったと思いますが、肝心な挙動については少しカジュアル寄りな印象を受けました。

 

Real Racing3ではステアリングやブレーキのアシスト調整が可能なので、試しにそれらのアシストをオフにして出来る限り純粋な挙動が感じ取れるように走ってみましたが、確かにコーナーではしっかり減速しないと曲がれないし、適正な進入速度でないとアンダーが出てタイムロスにはなる。

 

 

しかしコーナーでの立ち上がりなど妙にグリップが効いたり、かなり強引なハンドリングでもスピンせずに持ちこたえたりと、プロジェクトカーズやアセットコルサなどのレーシングシミュレーターのリアルとは少し違い、何というか全体的に単純な挙動だなと感じました。

 

ただしこれは私のようなコアなレースゲームファンの意見であり、むしろこれくらいの挙動のほうが手軽でスマホゲームとしてのバランスが良いと感じる方もいると思います。

 

次に操作方法ですがReal Racing3ではアクセルとブレーキを自動か手動に設定が可能で、どちらも自動に設定した場合はハンドリングのみでプレイ可能なお手軽レースゲームにも出来る。

 

 

逆にどちらも手動にすると通常のレースゲームの様な操作が可能となり、さらにReal Racing3はコントローラーに完全対応しているのでPS4やXboxのコントローラーを接続する事でより本格的な操作も可能だ!

 

わざわざコントローラーを繋げる手間はありますが、操作性は間違いなく向上しますし、なによりその方が楽しいです♪

 

Androidとゲームコントローラーの接続方法は以下の記事にてまとめてありますので、スマホでの操作に慣れない方やより高いレベルでの操作を求める方は是非試してみて下さいね♪

 

 

以上、簡単ですが私がReal Racing3をプレイして感じた事です。

 

記事にするまでプレイしたのはおよそ1週間程でしたが、確かにPS4のプロジェクトカーズやアセットコルサ、グランツーリスモSPORTなどと比較すると、グラフィックや挙動などまだ追いついていないと感じる部分はありますが、正直ここまでレースゲームとして完成しているとは思ってなかったので、所詮スマホゲームという私の思い込みは間違いでした。

 

手軽にいつでもプレイできるスマホゲームでありながら、しっかりレースゲームとして楽しめるReal Racing3は立派なレースゲームと言えますね!

 

基本プレイは無料ですので興味がある方は是非ダウンロードしてみて下さいね♪

 

Real Racing 3

Real Racing 3
開発元:Electronic Arts
無料
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